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ホーム戦

鹿島アントラーズとのホーム戦。1-4で大敗でした。
だけどみっともない浦和戦の勝ち試合より気持ちよく終われたし、気持ちよく帰れたな。

いきなり2失点はキツかった。
ただあれは鳥栖戦や浦和戦のように情けない失点の仕方ではなかった。
1失点目は遠藤への寄せが甘かったのもあっただろうし、
ゴンちゃん(権田)の位置を見られたというのもあるんだろう。
だけどあそこからああいうシュートを打ってくるとは、なかなか思えないし、
遠藤も毎度あそこまでのシュートを決めているわけでもないだろう。
辛く言えばミスだろうけど、そこまで言うのは気の毒な失点だったと思う。
そして2失点目は自分が観た限りでは本当にミスはなかったと思うよ。
すべきことは全部してたし、きっちりボールへスライディングしてもいた。
だけどこぼれ球がことごとくアントラーズにとって最善の場所へ転がってしまった。
あれを選手の責任と言ってやるのは今度こそ気の毒だ。
もちろんそういうチャンスをきっちり決めるダヴィの決定力は心から賞賛だけどね。

ただ、ミスだろうと不運だろうといきなり2点もビハインドを負った現実は変わらない。
とにかくこれ以上点をやらず、こちらは点を取るしかない。
鹿島が無理に前に出てくる必要がなくなったこともあるけど、
ここからは東京が押し気味に試合を進めた。
しかもただ押すだけじゃなく、
自分たちのサッカーをしっかりやって攻めていったのはよかった。
さすがに鹿島も真ん中は堅く、決定機はなかなかつかめなかったけど、
決定機一歩手前までは何度も持っていけたし、
そこまで鹿島守備陣にラクはさせなかっただろう。

そして一つの転機だったのは、前半42分の決定機。
たぶん千真(渡邉)か東だったと思うけど、あれは決めたかった。
あれを決めていれば、試合の流れはまだわからなかった。
そう言うのは酷だし、詮ないことでもあるとわかってはいるが。
あれと、モリゲ(森重)のヘッドを決められなかったのが、
後々まで響いてしまったところは、どうしてもあったな。

後半はアタマから加賀を下げて平山相太を投入。
3バックの2トップにして点を取りに行く。
ダヴィはいるわ、ジュニーニョはいるわ、大迫はいるわで、
後ろを薄くするのは怖くはあるけど、そんなこと言ってる場合じゃないからな。
それに悪い流れじゃなかった。
ちゃんと、これでもかと自分たちのサッカーを押し出して、
相太の高さも活かして攻めていった。
決められそうなシーンもあった。
でも決められなかったのは痛かった。

そして今日の試合で数少ない許せないミスが、
3失点目につながったのが残念だった。
カウンターで小笠原にボールが入ったとき、明らかに戻りが遅かった。
攻め疲れていたのかもしれないけど、
あれだけフリーでスルスルとあがらせてバイタルまで入り込まれたら、
そりゃあ決められるわ。
次の1点がどちらに入るかで試合の行方が決定するとわかっているはずなのにあの緩慢なプレー。
今日の試合で唯一、本当に残念なシーンだったよ。

あとはアーリアが妙にエキサイトしてキレ気味だったのも気になったな。
いきなり失点した上に、判定とか鹿島の選手とのやり合いでカッカしてたのかもしれないけど、
余計なことやらかすんじゃないかと心配してしまった。
去年は退場王だったしね(苦笑い)。
ただ今日は、エキサイトはしていてもプレーにラフさはなかったし、
カードももらわなかったから、去年とは違うなと感じさせてくれた。
でも一つだけ、やたらと持ちすぎて結局ボール取られたシーンはいただけなかったけど。
後半も終わりに近づいてたから判断するアタマが疲れていたのかもしれないけど、
あれはアカンかった。

4失点目も、半ば覚悟の上ではあったから仕方ない。
仕方ないと言っていてはいけないのかもしれないが、それでも仕方ない。
鹿島もああいうところはきっちり崩して決めてくるしね。

ただ、大敗という結果と、3失点目以外は、今日は一つも恥じるところはない試合だった。
いきなりあれだけ戦いにくい状況になりながら、一人も一つもあきらめてなかった。
その後失点を重ねてもそれは変わることなく、本当に最後まで強い意志を持って攻め続けてくれた。
あれでキレてたらブーイングものだったけど、
そんな素振りをまったく見せなかったことに、誇りすら感じたよ。
ちゃんと1点も取り返してくれたしね。
結果と得点の流れを見れば、鹿島の狙い通りの完勝だろうけど、
あれで必ずしも無抵抗での完敗ではないと言えるし、
向こうも完全無欠の完勝とは言えなくなったからな。
実際、結果も内容も完敗というと、
今年はホームのマリノス戦くらいしか思いつかないからなあ。
とはいえ、決めるべきところでキッチリ決めてくるあたり、
アントラーズはやはりアントラーズだったけども。
最強だった頃なら失点もありえなかっただろうけど、
それでも勝利のために必要な堅さと鋭さは受け継がれているというべきか。
これでまた鹿島関係者にお客さん扱いされるかと思うと、
それは涙が出そうになるほど悔しいけどさ!(怒)
まあいい、来年は叩き伏せる。絶対。


そして今日の試合は、2001年のホームジュビロ戦を思い出したよ。
あの時も場所は国立、天気は雨だった。
当時のジュビロは黄金時代の中でも最強期で、
個人的にはあの頃のジュビロがJリーグ歴代最強のチームじゃないかと思ってたりします。
ひるがえって東京は昇格2年目のまだまだ弱小チーム。
普通に考えれば簡単にひねられるところだけど、正面から全力で立ち向かい、
なんと先制することに成功し、その後同点に追いつかれるも、
さらにもう1点取って突き放すことにも成功した。
ものっすごい燃えたし盛り上がったよ。
だけどそれも80分までだった。
最後の最後、ギリギリのところでやはりジュビロは強かった。
それも圧倒的に。
同点に追いつかれると、そのまま連続失点。
結局は2-5での大敗だったけど、ぼくの中であの試合は、
東京の歴代ベストゲームの一つです。
あの時思ったね、「絶対強くなってやる!」って。
「絶対強くなってジュビロも叩き伏せて優勝してやる!」って。
あれから10年以上が過ぎ、ジュビロは降格の危機にあり、
東京はいまだリーグ優勝には届かない。
だけど確かにあの頃より進歩し、強くなっている。
そしてどんなにビハインドを負っても持ってるものを全部出し切り、
叩きつける姿勢は変わっていない。
あらためて思うよ。
「絶対強くなってやる!」「絶対優勝してやる!」って。


しかしなんだなあ。
もし国立競技場に神様がいるとしたら、今日の試合は東京になにを望んだんだろう。
大迫と平山という、国立の申し子のような二人に点を取らせるという
「粋」さかげんを見せてくれたことからも、
ついそんな風に考えたくもなってしまうんですよ。
今日はFC東京にとってリーグでの国立競技場最終戦だ。
2000年に初昇格した時は味スタ竣工が間に合わなくて
ホームとして一年間過ごさせてもらったし、
それ以降も準ホームとして愛着をもって過ごさせてもらった。
国立は日本のすべてのサッカー関係者にとって聖地だけど、
同じ東京都にある以上、東京にとってはより重要なところがある。
だのにその試合でこの大敗。
個人的には前述した「あの日の試合を忘れるな、思い出せ」ということなのかなとも思うけど、
やはりここはもう一つの方もだね。
「お前らのここでの最終戦は元日だ。東京のチームとして有終の美を飾ってくれ」と、
そういうことなんだな、うん(笑)。
そこで華々しく勝って、東京の優勝をもって一旦国立の幕を閉じると。
そしてもう一つ。
「新しい国立競技場を代表するチーム、国立で主役として勝ち続けるチームに、お前たちがなれ」と、
そういうことなんだな、きっと(笑)。

そう言われちゃ仕方がない、天皇杯、がっちり取りにいこうじゃないか、うん(笑)。
さて、長くなったけど脇の黒ずみ対策をして寝ましょうかね。